« Wiiでベストスコア | トップページ | Sunstudio 12 »

2008年5月 8日 (木)

最後の撃墜王

http://www.bk1.jp/product/02796824

Gekitui

碇義朗/著
光人社 (ISBN:978-4-7698-2542-5)

第343海軍航空隊戦闘第301飛行隊長 管野 直(なおし)
昭和20年8月1日、屋久島上空にて消息不明。23歳。

運命の日、8月1日8時12分20機を引き連れて出撃。7月24日に無くなった鴛淵隊長、武藤少尉の弔い合戦。屋久島上空高度5,000にB24の編隊を発見。しかし不運にも攻撃直後に、

「ワレ、機銃筒内爆発(銃身内で機銃弾が爆発する事故)ス、カンノ一番」
(これにより、主翼に孔が開き、空戦は不可能)

すぐさま護衛に付いた僚機に対して、
「俺に構わず、攻撃に行け」
この時の姿が、最後となった。

飛行学生時代に管野デストロイヤーのあだ名が付くほど練習機を壊した男。しかし公認撃墜記録42機(うち共同撃墜24)343空以前の個人撃墜記録30を合わせると72機。十分に元をとって大きなおつりが返ってきた。

「僕は特攻はかけない。敵を攻撃し絶対に生き延びて反復攻撃をくり返す自信があるよ」

相手のパイロットの顔が恐怖に歪む姿が見えるくらいに接近して攻撃をするスタイル、時には、自機の零戦の主翼でB24の尾翼をもぎ取ったことも。。

石川啄木を愛した文学青年、海軍なのに船酔いする隊長。移動の度に持ち歩く私物入れの箱には「故海軍少佐管野直の遺品」と書いてあったとか。(自ら戦死後1階級昇進を予定?)

大型機に対する攻撃法として、背面急降下から一撃離脱を考案。敵機のコクピットもしくは翼の付け根を狙い撃ち、直前で敵機をかわすという神業の持ち主。

今の平和な時代において、想像もつかないこと。20代の若者が命を賭けて国を守るという極限の時代に生きた人たち。何とも言いようのない気がします。もっと頑張らないとならないです。そして部下に信頼されるということ。強力なリーダーシップを発揮するということ。階級は上でも、百戦錬磨のベテラン搭乗員を纏める能力。今の会社においても何か。。。。「自分の部下がバカにされたら、飛行機に乗ってまで、その相手を殴りに行く隊長」しかも若干23歳でそれが出来てしまう。すごいの一言。


|

« Wiiでベストスコア | トップページ | Sunstudio 12 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 最後の撃墜王:

« Wiiでベストスコア | トップページ | Sunstudio 12 »