偶然にも(偶然を創造するという噂もありますが)空き時間が出来たので、桃園国際機場近くの航空科学館へ行きました。
屋外展示場には往年の名機が並んでいます。台湾空軍でもっとも有名なのは、F-86Fではないでしょうか。1958年に台湾海峡において、アメリカ軍から供与されたサイドワンダーミサイルを初めて発射したのが台湾空軍のF-86Fですね。結果、中華人民共和国の人民解放軍のMiG-17を11機を撃墜したとか。アメリカはこの新型ミサイルを実戦で試したかったようです。
こちらは、もう少し新しい世代のF104Aです。高速化にあわせて翼が小さくなっているのがよく分かります。かっての戦闘機は、敵の背後に回り込み機銃で撃ち合うというスタイルだったので旋回性能が求められていましたが、その後ミサイルが登場してからは機銃で撃ち合うスタイルはほとんど無くなったのではないかと思います。


こちらは偵察機 RF-101A
偵察機って言えば、ロシアの爆撃機(偵察機)が日本の領空侵犯するけどF-15含めて戦闘機24機も出動して挙げ句の果て、ロシア側からは領空侵犯していないって。(ロシア空軍だって航法装置付いてるでしょう)次にやったら、ミサイルをロックオンするとか威嚇射撃するとかその位のことやっても良いんじゃないかって思ったりします。どうせ攻撃してこないって思ってるんでしょうからね。映画「太平洋の翼」で加山雄三がB29の集団に向かって「日本の空から出ていけ!」て叫んだの思い出します。スクランブルするパイロットの方の気持ちっていったら、極限状態に曝される訳ですから。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080209k0000e040058000c.html
これは飛行艇です。Grumman Hu-16 英語だとflying boatと言うらしいです。でも、飛行艇って言ったら何たって日本ですよね!あの二式大艇がありますから。何でも、アメリカは日本から持ち帰った二式大艇が素晴らしい事を知り、戦後グラマン社は新明和(川西航空機)に、自社の飛行艇の改造してもらうように頼んだらしい。
水に入ったときにギヤを後ろへはねるように格納するのがちょっと可愛い感じです。
http://jp.youtube.com/watch?v=lfTMXrEmEt8
飛行艇といえば、海上で離発着するので見た目には簡単に見えますが、実は結構難しいらしいです。城山三郎氏の「忘れ得ぬ翼」の中にある「死の誘導機」に書いてありますが、
ポーポイズとは、この離着水時における上下振動である。
飛行艇は、通常5度の上げ角で水に浮いているが、エンジンがかかると機種が持ち上がり、ついで機の重みでぐんと下がり、さらに反作用でまた持ち上がる。波があれば、そこへもう一つ上下動が加わって、ポーポイズが激しくなる。その上下動を昇降舵でカバーするのだが舵のききに遅れがある。24.5tもの重さ(二式大艇のこと)の惰性を止めるのだから容易なことではない。完全に揚力が付くまでの間、そのポーポイズをたくみにのりこなさないと、海中に頭を突っ込んだり、ひっくり返ったりする。
二式大艇のポーポイズ事故による犠牲者は後を絶たなかった。搭乗員仲間にもポーポイズ恐怖症がひろがり、歴戦の戦闘機乗りなどでも、二式大艇で輸送されるとなると、空に上がるまでは蒼い顔をしていた---。
これはフライトシミュレータでおなじみのDC-3です。周りの木が大きくなってしまって、見えにくいのがちょっと残念です!民用航空局と書いてあります。ネットで調べますと、
台湾交通部民用航空局というらしい。中国民用航空総局というとうのは、中国の方です。
続いて、屋内展示場へ。T-33A Shooting Star のコクピット。スクランブル発進の直前で、地上クルーに挨拶するスカイキャプテンさん(私)練習機でどこに行くんですかって言われると辛いですが。

一部盗まれてしまったらしく、取り外された跡が痛々しいです。T-33については、元自衛官の方が詳しく書かれてます!。領空侵犯したロシア機に警告する言い方まで書いてあります!覚えておくといざというときに使えるかもしれません。くれぐれも逆に攻撃されないようにしましょう!
http://www.adachi.ne.jp/users/spook/
タネあかしするとこんな感じになってます。昔デパートの上にありましたよね、こんなやつ?
http://myaviation.net/search/photo_search.php?id=01151367
ここが、恐ろしく詳しい!!
http://members.chello.nl/m.waterloo/t33-panel.html
最後に、展望台からRunway05近くをタキシング中のJAA機です。時間からすると大阪行きではないかと。
この航空科学館はその名の通り、空や宇宙をテーマにしており、一部軍関係の展示もありますが、ジェットエンジンやプロペラエンジンのカットモデルも展示してあり機械モノの好きな方や子供でも楽しめる内容だと思いますが場所の問題もあるでしょうが、ちょっと来場者が少な目なのは残念ですね。今回の台湾出張は充実してました、ホントに。
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