カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

最後の撃墜王

http://www.bk1.jp/product/02796824

Gekitui

碇義朗/著
光人社 (ISBN:978-4-7698-2542-5)

第343海軍航空隊戦闘第301飛行隊長 管野 直(なおし)
昭和20年8月1日、屋久島上空にて消息不明。23歳。

運命の日、8月1日8時12分20機を引き連れて出撃。7月24日に無くなった鴛淵隊長、武藤少尉の弔い合戦。屋久島上空高度5,000にB24の編隊を発見。しかし不運にも攻撃直後に、

「ワレ、機銃筒内爆発(銃身内で機銃弾が爆発する事故)ス、カンノ一番」
(これにより、主翼に孔が開き、空戦は不可能)

すぐさま護衛に付いた僚機に対して、
「俺に構わず、攻撃に行け」
この時の姿が、最後となった。

飛行学生時代に管野デストロイヤーのあだ名が付くほど練習機を壊した男。しかし公認撃墜記録42機(うち共同撃墜24)343空以前の個人撃墜記録30を合わせると72機。十分に元をとって大きなおつりが返ってきた。

「僕は特攻はかけない。敵を攻撃し絶対に生き延びて反復攻撃をくり返す自信があるよ」

相手のパイロットの顔が恐怖に歪む姿が見えるくらいに接近して攻撃をするスタイル、時には、自機の零戦の主翼でB24の尾翼をもぎ取ったことも。。

石川啄木を愛した文学青年、海軍なのに船酔いする隊長。移動の度に持ち歩く私物入れの箱には「故海軍少佐管野直の遺品」と書いてあったとか。(自ら戦死後1階級昇進を予定?)

大型機に対する攻撃法として、背面急降下から一撃離脱を考案。敵機のコクピットもしくは翼の付け根を狙い撃ち、直前で敵機をかわすという神業の持ち主。

今の平和な時代において、想像もつかないこと。20代の若者が命を賭けて国を守るという極限の時代に生きた人たち。何とも言いようのない気がします。もっと頑張らないとならないです。そして部下に信頼されるということ。強力なリーダーシップを発揮するということ。階級は上でも、百戦錬磨のベテラン搭乗員を纏める能力。今の会社においても何か。。。。「自分の部下がバカにされたら、飛行機に乗ってまで、その相手を殴りに行く隊長」しかも若干23歳でそれが出来てしまう。すごいの一言。


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査察機長読みました

Sasatu
http://www.shinchosha.co.jp/book/477601/

台湾出張直前に、偶然本屋で見かけて購入しました。ストーリーはいつもの副操縦士江波君は出てきません。成田-ニューヨーク間で査察を受ける村井機長が主人公です。最後の言葉が良いです!「機長は後ろを見て飛べ」うーん、判るような気がする。お客さん第一ですからね。フライトシムもそう思って飛ばしましょう。そういう私は、成田-ニューヨークを飛んでみました!

トロントセンターが呼び出してくる直前にガス欠に気が付きまして、急遽空中給油しました。左右補助タンクを満タンです。(情けない)

Gass

無難にJFK-4LにILSで着陸しました。査察不合格ですね。ガス欠ですから。どうもとばし過ぎたのがいけないみたい。マッハ0.93で飛び続けましたから。

Jfk4l

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一歩の距離

一歩の距離―小説 予科練
城山 三郎【著】角川文庫

Ippo

わずか15歳にして「空で死ぬ覚悟」を決めた予科練少年飛行兵達。しかし戦況すでに劣性となり、訓練のための飛行機さえもままならない状況。そして運命の一歩が。。。

「全員目を閉じよ。よく考えた上で、志願する者は一歩前に出るように」

一歩が踏み出せなかった少年の葛藤、そして一歩を踏み出した少年達の行く末は。。

先日、久しぶりにYさんとお会いしました。大正生まれで海軍兵学校出身、終戦後東大法学部に入学されたというこのお方は当社の元顧問をされた方です。以前にゴルフをご一緒したときの話。スタート時間よりかなり早めに待っていたら、いきなり「帝国海軍の5分前の原則」をご教授頂きました。

「早すぎてもいけない、遅すぎてもいけない」なぜなら爆撃機と戦闘機の速度差があるために、あらかじめ決められた集合地点に時刻通り到着するのが大切だと。

最近すっかりお年を召しましたが、まだまだご健在です。「でもな、あと一年終戦が遅かったら特攻に出てたと思うよ、そうしたら生きていなかったな、まだ俺は一人で飛べるだけの訓練を積んでなかったからね」

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落日燃ゆ

http://www.amazon.co.jp/%E8%90%BD%E6%97%A5%E7%87%83%E3%82%86-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%9F%8E%E5%B1%B1-%E4%B8%89%E9%83%8E/dp/4101133182

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広田弘毅

明治11年2月14日生まれ。東京帝国大学卒後外務省へ入省。外交官を経て昭和8年外務大臣就任。一貫して戦争回避に努め「共和外交」を推進する。特に早期から対ソ中政策を重視し「私の在任中に戦争は断じてない」と演説し、あの蒋介石から「広田外相の演説に誠意を認め、十分にこれを理解する」言わせた。

昭和11年総理大臣就任。昭和11年内閣総辞職、12年近衛内閣の外務大臣就任。

終戦後A級戦犯として逮捕。広田は無罪を主張しなかった。昭和23年12月23日、巣鴨プリズン内で絞首刑。文官唯一の死刑判決を受けた。
この判決に際して、オランダのベルト・レーリンク判事は「広田が戦争に反対したこと、そして彼が平和の維持とその後の平和の回復に最善を尽くしたということは疑う余地が無い」と。。。

あの時代、最後まで外交努力による戦争回避、早期終戦を目指した広田弘毅。ソビエト、中国を相手に外交という平和的手法を貫き続けた男。絞首刑直前に「天皇陛下万歳」と叫んだ板垣征四郎(陸軍大将・支那派遣軍総参謀長)、木村兵太郎(陸軍大将・関東軍参謀長)

広田はそれには加わらず「万歳」ではなく「マンザイ」と言い放った。。

昭和23年12月23日午前零時30分絞首刑執行

広田の意思に反して、戦争へと導いた人間とそれを阻止しようとして「外交」という手法で懸命に戦った広田が皮肉なことに同じ日に処刑されたのです。しかも罪状は「非人道的な行動を黙認した」と。。。

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真珠湾作戦回顧録

http://www.amazon.co.jp/%E7%9C%9F%E7%8F%A0%E6%B9%BE%E4%BD%9C%E6%88%A6%E5%9B%9E%E9%A1%A7%E9%8C%B2-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%BA%90%E7%94%B0-%E5%AE%9F/dp/4167310058/ref=pd_sim_b_shvl_title_1/250-0330383-2670615

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その時、いったい何が起きたのか、何故そうなったのか。そして何故に開戦への道を選択しなければならなかったのか。1941年、今から66年前の11月26日、日本の機動部隊は一路ハワイを目指して択捉島の単冠湾を出航していきました。以下本文より抜粋です。

機密機動部隊命令作第1号
1.作戦方針
機動部隊ならびに先遣部隊は極力其の行動を秘匿しつつ布哇(ハワイ)方面に進出
 開戦劈頭機動部隊を以って在ハワイ敵艦隊に対し奇襲を決行し之に致命的打撃を
与えると共に先遣部隊を以って敵の出路を扼し極力之を補足せんとす。
空襲第一撃をX日〇三三〇と予定す。
空襲終わらば機動部隊は速に敵より離脱し一旦内地に帰還整備補給の上第二段作戦
部署に就く。
敵艦隊を攻撃せんとする場合は敵有力部隊と遭遇し先制攻撃を受ける虞れ大なる場合はX日以前と雖ども之を反撃撃滅する。

以下省略

第一次攻撃隊
水平爆撃隊 (指揮官・淵田中佐)九七式艦攻 49機
雷撃隊    ( 同  村田少佐)九七式艦攻 40機
急降下爆撃隊 ( 同  高橋少佐)九九式艦爆 51機
制空隊   ( 同  板谷少佐)零式艦戦  43機

第一次攻撃隊
水平爆撃隊 (指揮官・嶋崎少佐)九七式艦攻 54機
急降下爆撃隊 ( 同  江草少佐)九九式艦爆 78機
制空隊   ( 同  進藤大尉)零式艦戦  35機

戦果(米軍資料)
撃沈
戦艦 アリゾナ、ウエストバージニア、カリフォルニア、オクラホマ
大破
戦艦 ネバダ
駆逐艦 カッシン、ショー、ダウンズ
軽巡 ヘレナ、ローリー
中破
戦艦 メリーランド、ペンシルバニア、テネシー

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機体消失

機体消失 内田幹樹/著 新潮文庫
昨日の出張の際に、東京駅構内の本屋で偶然見つけてしまいました。麻薬と拳銃を積んだセスナ機が台湾を飛び立ち、密輸組織が待つ沖縄へと台風の中を飛行。偶然にも休暇で下地島を訪れていたニッポンインターナショナルエアの副操縦士江波君は当然のごとく事件に巻き込まれていきます!この江波君、内田さんのシリーズに登場する副操縦士。毎回飛行中に機長が倒れて自分ひとりで操縦する羽目になる言ってみれば可愛そうなパイロットです?前作中では、ロンドン-羽田便の機中で2人の正副機長が倒れてしまい、ガス欠寸前の飛行機を何とか着陸させたのですが、その時の精神的ショックから立ち直れず、いまだ休養中の身であるのにまたまた事件なのです。

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個人的には、この江波君好きです!ちょっと照れ屋で女性に甘い、だけど勇気が無いのでいつもチャンスを逃してしまう。なんか自分にそっくりなんてね。内田さんは元全日空のパイロットで、教官時代に過ごした下地島を舞台に小説を書いたそうです。

下地島って此処なんです。
http://map.yahoo.co.jp/pl?p=%B2%BC%C3%CF%C5%E7&lat=24.82524889&lon=125.14751306&type=&lnm=%B2%BC%C3%CF%C5%E7%B6%F5%B9%C1&idx=26

今夏の文庫版発売に当たり、今は無きご主人に代わって奥様が校訂をされたとの事。もう副操縦士江波君に会えないのは残念です。この小説お勧めは、第4章まで読んだ後、台北行きの飛行機に乗って、着陸1時間前ぐらいから第5章を読み始めると超リアルなことになります!

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兵士を見よ!読終えました

兵士を見よ  新潮文庫   杉山 隆男著

http://nifty.bk1.jp/product/1994196

兵士を見よ(新潮社)

今日読み終えました。航空自衛隊のパイロットからの取材を基に書き上げた内容、選りすぐりのエリート集団にあってもなお上を目指す壮烈な訓練!領空侵犯機に対するスクランブル!ひとつ間違えば国際紛争へ発展するかもしれない緊張の中での過酷な任務。そして死を恐れない災害救難隊の勇気と使命感。これを読んだ後、少なくとも日本はまだ大丈夫だと感じました。そして思い起こせば、夏休みに関越を走っていた時、「災害派遣」と書いた陸自の車列。「お疲れ様!」と心の中で感謝です。

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指揮官たちの特攻

指揮官たちの特攻―幸福は花びらのごとく 城山 三郎 著
最初の特攻隊長関行男大尉と最後の特攻隊長中津留達雄大尉、くしくも兵学校の同期生。ともに23歳でこの世を去った。一人は神風特攻の幕開けを、そしてひとりは神風特攻に幕を下ろして。今の時代で言えば、大学4年生か社会人1年生の隊長が、最年少16歳や17歳の部下を率いての出撃。戦争については色々な 考えがあると思いますが、純粋に日本と言う国を守るために命を捧げた方達、そして残されたご家族、恋人の悲しみ、そういうことを思うと、言葉では表せない悲しさがあります。靖国問題が議論されていますが、こういう方たちの無念さを思えば決して安易に議論されるような問題では無いのではと。
死んで「靖国で会おう」と言って出撃して行った方達なのですから。

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兵士を見よ

兵士を見よ  新潮文庫   杉山 隆男著
まだ読み始めたばかり。第一部対戦闘機戦闘訓練
明日の出張の飛行機の中でゆっくり読むつもり。

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食卓の情景

いわずと知れた池波正太郎先生、今日は朝から工場へ出張だったので午後東京へ戻る1時間の長旅のお供に文庫本を購入。夢はこの本に出てくるもの全部食ってみたい!

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最近読んでる本

超音速漂流(文春文庫)ネルソン・デミル トマス・H.ブロック
今日で2回読み終えました。筋書きは、空軍の秘密実験の為に発射されたミサイルが、高度6万フィートで巡航中のストラトン797型航空機に命中!、急減圧の為に乗員乗客の殆どが脳障害をおこす中、かろうじて難を逃れた自家用飛行機のパイロットが果敢に生還を試みる。くれぐれも飛行機の中で読まないように!世の中そう簡単にはいきませんです。パイロットが絶命!、そして美人のCAと二人っきり。なんとかフライトシムと同じだから操縦してなんて無理ですよ!

内田幹樹さんシリーズ
機長からアナウンス(新潮文庫)
機長からアナウンス 第2便(新潮文庫)
操縦不能(新潮文庫)
パイロット・イン・コマンド(新潮文庫)
機体消失(新潮文庫)これはまだ読んでません

内田さんは元全日空のパイロット、残念ながら2006年12月5日、前立腺癌のため、死去。享年66歳。ご冥福をお祈りいたします。

「台湾の主張」李登輝
近くのスーパーで古本市をやってまして、ついつい買ってしまいました!

「パイダン」台湾軍をつくった日本軍将校たち 中村祐悦
こういう人達がいたのは知ってましたが、なかなか面白かった。

「六機の護衛戦闘機」高城 肇
ラバウルからブインに向けて飛び立った山本五十六長官機(一式陸攻)を護衛すべく六機の護衛戦闘機のパイロットたち。しかしながら用意周到に待ち伏せするP38戦闘機16機の前に力及ばず。その後にこの6機のパイロットは死闘を続ける。

「硫黄島に死す」 城山 三郎
あのバロン西(陸軍大佐西竹一)硫黄島攻防戦にて戦車第26連隊連隊長として戦死享年43歳。

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